〆のおにぎり / 8ninriki.jp
Reserch


2015.05.17
011
〆のおにぎり


writer
小林 哲治

外で食べるにはほどよい季節がやってきた。

事務所をそよぐ風が 「旅に出よ」 とけしかけてくる。

しかし〆切に追われる仕事柄、天気が良いからって旅には出られない。

まとまってくれない平面、 おさまってくれない詳細、 さがってくれない見積、、、悶々としていると〆切が目の前だ。

 

いつになったらおにぎりの旅へ出られるのだろう?

 

その日もやっぱり遠い目でコーヒーを飲んでいた。

だがその時、ふとスケジュール帳が目にとまった。

 

そうだ今度の土曜日!

 

引きこもり生活にも、ほっこりできる時間が残っていた。

 

012

やってきたのは元現場「house dbc」 今はDさん家族が暮らしている住宅。

この日はアウトドア用具を収納する納屋が完成したので、検査をしながら収納するBBQセットも検査しちゃおうと、Dさん家族が招待してくださったのだ。

施主OBさんへの再訪は私達にとって、検査という名目で暮らしぶりを観察させてもらう貴重な一時だったりする。

 

早速ワイワイ検査をしながら炭をおこした。

皆で再会して食べる焼肉は一味違う。 もちろん納屋の検査も合格、BBQセットも問題なし。 仕事を忘れて楽しい一時を堪能した。

013

そしてしめは焼おにぎり。設計の〆切は怖いが、食事のしめは大好きだ。

弱くなった炭火で、タレを塗りつつ丹念に焼けば、あまいお焦げの匂いがただよってくる。

焼き上がったおにぎりを持って、北側のテラスリビングへ。 白い開口で切り抜かれた晩白柚畑を見ながら、アツアツの焼おにぎりをほおばった。

空が青い、若葉が眩しい、米粒が美味いい。 しばらく忘れていた感覚だった。

014

そう、旅は忘れがちな当たり前が、周りに在ることを思い出させてくれる。

おにぎりのおかげでちいさな旅へ出かけられる。小さなチャンスに気づいた一日だった。

 

■おにぎりの旅 vol.002

場所:house dbc -喜ばれるカフェのある生活-

おにぎり:焼肉タレ焼きおにぎり / ドブカフェ作

食べた人:小林+片岡

015

追伸 Dさま、美味しい焼肉と焼おにぎりをご馳走してくださり、本当にありがとうございました。

 

 





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