ミャンマーレポート -ヤンゴン編- / 8ninriki.jp
Reserch


2015.06.11
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ミャンマーレポート -ヤンゴン編-


writer
小林 哲治

語弊があるかもしれないが、日本は建物が余ってきた。  新しい建物がつくられなかったとしても、社会はどれほど困惑するだろうか。  建築をつくる必要がない山崎亮があらわれた時は、ぞっと背筋が寒くなったのを覚えている。 とはいえ私は日本人だから日本で建築をつくりつづけたい。  が、ここではない「建築が立つ場所を求める」ことも必要なのだろうと考えるようになっていた。

そんな焦燥感を抱えていると、どこからか呼ばれることがある。

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去年の夏、古い友達がミャンマーで頑張っていると聞いて、とりあえずヤンゴンへ飛んでみた。 この国は外資の押し上げを受けて右肩上がりの経済状況らしい。 特に旧首都ヤンゴンはその牽引役として、物価のバランスがめちゃくちゃになりながらも熱気にあふれていた。

 

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今回の旅の、旅というか調査の目的は、学校や図書館などを必要としている地域と、建てられる可能性を探すこと。 しかし現状はなんの手がかりもなく、旅友達のつてで会える方が1人いるだけだったので、会ってくれる人を探すところからはじめなくてはならない。 ありがたいことに友達が会社の机を借してくれたので、午前中はそこで仕事をしながらアポをとり、午後から会いに出かける毎日だった。 会社の方々は優しくて精力的で、彼のチームなんだと改めて思う。 そしてミャンマーで生きてる面白い日本人を次々に紹介してくださり、たくさんの人に会うことができた。

 

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結論から言うと、ミャンマーの地方では学校などの施設は求められている。 ただしそれはただ箱をつくるという意味ではなく、その後の運営や教材供給を含めた継続できるものをつくる必要があった。

 

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私は簡素だが力強く建築らしい建築が好きだ。 この国にはそんな建築が立つ理由がある。 実現への道のりはまだまだ手さぐりだが、その理由を見つけることができたのは、かけがえのない収穫だった。

 





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