計画:福岡一愛される公園トイレ計画 -小さなトイレの大きなつながり- (活気ある公園づくりプロジェクト提出案)
設計:八人力+ハダシ・デ・パレード
2010年より3年間、福岡市南区を対象とした住民でにぎわう児童公園を取り戻す活動「活気ある公園づくりプロジェクト※」へ提案した計画。(※この活動は2012年に『good park 〜住民による活気ある公園づくりの参考書』として書籍化されており、また現在は福岡市全域の活動「活気ある公園づくり事業」として再始動している。)
お腹がピンチの時は、後光がさすほどありがたい公園トイレであるものの、それ以外の時は近づきたくない存在。この原因として公園トイレは汚い・薄暗い・怖いという問題が考えられ、その印象は不衛生で「どんなに美しい公園トイレをつくったとしても、当初の清潔感を維持することは難しい。」という課題が見えてくる。
そこで本計画では、公園トイレを清潔に保つ方法として「活動提案」と「建築提案」の2つを行った。
■活動提案 [だれかのトイレ]
公園トイレのオーナーになってくれる企業・団体を募集し、地域のコミュニケーションとして利用する活動提案。
例えば、福岡には複数のプロスポーツチームが在籍している。彼らが1チーム1トイレを所有することで、チームのアピール(試合結果の報告等)と、トイレ掃除を通して直接市民とふれあい、地域に密着したスポーツ振興が実現できる。
■建築提案 [らくがきできるトイレ]
清潔とコミュニケーションを両立する建築提案。コンビニのトイレの数からも解るように、今は数よりも衛生さが求められている。そこで男女共1ブースのみとし、衛生管理しやすい規模とした。また、壁をらくがき可能な素材を用いてトイレの遊具化も図っている。らくがきを通して、オーナーと利用者間のアナログなコミュニケーションも可能である。
このように、公園のトイレが所有されることで「名無しのトイレ」から「○○のトイレ」へと固有のトイレに生まれ変わり、従来の公園トイレにはない愛されるトイレが誕生する。
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