神に愛された島? / 8ninriki.jp
Project


2015.08.28
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神に愛された島?


writer
松澤徹

博多湾の中央に浮かぶ人口700人あまりの島、能古島(のこのしま)。

 

福岡市民なら、家族とのハイキング・学校の遠足などで行ったことが無い人はほとんど居ないのではないかと思われる、市民みんなの憩いの島です。

 

あの井上陽水も、「能古島の片思い」という、せつないメロディーの名曲を残し、今もファンや地元の人たちに愛されています。

 

この能古島を、僕の密かなサボりポイントから定点観測するのが、自分にとってのささやかな精神安定の時間となっています。

 

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静かな凪の日

 

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夏のにわか雨の後

 

1日仕事で現場を走り回った帰りや、プランニングに煮詰まった時など、ここでしばらく静かな時を過ごし、心を休めるのには最適な場所なのですが、ここからいつも能古島を眺めていると、この写真の様な、神々しい光景に遭遇する事がよくあります。

 

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写真好きの人たちからは『天使の梯子』と呼ばれる、雲間から日光がスポットライトの様に降りてくる光景ですが、それが能古島に降り注いでいるシーンをよく見るのです。

 

「あの島にはきっと特別な何かがある。」と思わせるような、幻想的な光景。

 

古代の歴史では、この島は度々異国に攻められており、筑前国風土記には、神宮皇后がこの地を訪れ、都に帰る際、この島に住吉の神霊を残し留めて異国から守るという祈りを捧げたので、「残の島」と呼ばれる様になったと書かれているそうです。

 

それもなるほどと思う話ですが、もう一つ、

 

日本の神話の中で、日本という国が生まれた様子を描く「国産み」という話がありますが、その中でイザナギとイザナミの二柱の神が矛で混沌をかきまぜて島をつくり、そこから日本が始まったといわれています。

 

その島はオノコロ島と呼ばれ、淡路島や沼島など、瀬戸内海に伝承が多く残っていますが、この能古島こそがオノコロ島であるとか、その沖合の小呂島(おろのしま)とあわせて、この二島でオノコロ島だという説を唱える方もいるそうです。

 

人間、自分や自分の故郷がかわいいので、「オノコロ島は能古島だ!」「日本の始まりは福岡だ!」とかつい思いたくなっちゃいます。歴史家でもないので、そこを強く主張する気もありませんが、、、

 

こんな光景を見せられちゃうと、少なくとも、この島は何らかの形で天上と深い繋がりがあるのではないかと、つい思ってしまうのです。

 

 

 

 

P.S.

ある時撮影のお仕事で博多湾を航行する船に乗った井上陽水さんは、インタビュアーから「陽水さん、能古島が見えますね。」と話を振られ、「えー、どこですかぁ?」と聞き返したという、さすが天才と思わせる伝説も残っていますw

まぁ、、ちょっと離れた筑豊出身の方ですし、良い歌を生んでくれたんだから、良いんですけどね。。。

 

『カントリーロード』で「ウエストバージニアに帰りたいよー」とか歌って大ヒットを飛ばしたジョン・デンバーが、実は一度もバージニア州に行ったことが無かったという話を彷彿とさせるお話でありました。





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