一本足造切妻屋根型 -過保護すぎる梯子専用小屋- / 8ninriki.jp
Reserch


2015.12.21
01タイトル
一本足造切妻屋根型 -過保護すぎる梯子専用小屋-


writer
小林 哲治

たまには列車で行くのもいいもんだ。

遠く霞んだ山々、踏切り待ちをしている小学生、少しずつビルから家へ田園へと、のどかに変わってゆく。

ヨコスクロールする風景を眺めて、ぼんやりできる心地良さ。

それが車と違って新鮮で、近場であってもついつい旅モード全開になってしまう。

 

その日も車窓を満喫し、上機嫌で西鉄宮の陣駅へ降り立った。

旅気分だと視覚が敏感になるからか、ホームを歩いていると気になるものが目に入ってきた。

大牟田線と甘木線の間にある中庭のような場所に、何かある?

 

02全景

それは数本の梯子が掛けてあり、小さな屋根がついている。

これは小屋じゃないか!

旅モードな小屋マニアにはたまらない出会いだった。

 

 

007側面(小)

調べてみると架線点検用の梯子と思われ、通電しないように竹で作られている。

そう言えば昔、線路脇にも梯子が掛けてあったような、、、なんとなく覚えている。

線路脇のものには屋根はなかったけれど、ここの梯子は可愛がられているようで、長持ちしそう。

 

 

04詳細

竹製の軽い梯子を掛けやすく、外しやすくした構造で、横から見ると相合傘のようなデザインとなっている。

世にも珍しい一本足構造の小屋だ。

しかも広い方と狭い方で掛けてある梯子の本数も違って、軒の出も異なる偏心切妻。

 

 

05梯子

端っこにバケツや箒が掛けてあるのも、ここが使われていて愛されている証でニンマリする。

「形態は機能に従う」を地で行った、シンプルな美しい小屋だなぁと眺めていたら、あやうく遅刻しそうになったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ん???

 

 

そして、この記事を編集して気づいたのが、その隣にあった謎の低いキューブ。

これも小屋?

 

06キューブ

高さが約1mくらいで、観音開きのアルミドアが付いている。下に降りるためなのか、それとも何かが仕舞ってあるのか?

今さらながら、この小屋らしき建築物が気になって仕方ない。

あの時に気づけなかったとは、旅人としても小屋マニアとしても、まだまだなぁ…。





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