新年・小寒・松の内 / 8ninriki.jp
Review


2016.01.7
申年しめ縄
新年・小寒・松の内


writer
満原さなえ

年女より、新年あけましておめでとうございます。

今シーズンは暖冬ですが、暦では6日に小寒の入り。文字通り、少し寒さが戻ってきました。

寒さは苦手ですが、やはりピリっとした空気に触れると気分も引き締まり、休みボケも飛んでいきます。

さて、写真は今年の我が家のしめ飾り。これは、藁ではなく、イ草のしめ縄です。それも、佐賀県では貴重なイ草農家である吉野ヶ里町の吉丸さんご夫妻が、ひとつひとつ手作りされたもの。
絶対的に国産イ草の畳表にこだわって畳を作っている職人で、頼もしい高校陸上部の後輩である青畳工房の古賀くんに分けてもらいました。
イ草の緑が美しく、貫禄があります。(あ、画像がモノクロ・・・)

私の住む町も15年ほど前までは、少し行けば道沿いには多くのイ草の水田が広がっていました。
稲と違い寒い時期に植え付けが行われます。そして刈取りも、たしか日に当たると色が変わるから、という理由で夜間に行われていた記憶があります。
イ草農家は畳表を織り、その近くには畳屋さんがあり、これまた近所の米農家から仕入れた藁で作った畳床に表を張って、畳を作る。
地域の特性の中で営まれていたコンパクトな暮らしが、今となっては懐かしい姿。
畳の生産量そのものが減っている中で、さらに安価な中国産に押されて減り続けているという国産の畳表。さらに佐賀県産は先ほど紹介した吉丸さんが最後の一軒。
受け継がれることが叶わなかった背景にはいろいろな要素があると思いますが、この手の問題には設計の立場である私たちも大きく関わっていると私は思っています。
素材の生産過程、流通、人の手の動き、もっともっと勉強してイメージしてつなげる力が必要です。

申2

何でも一度はやってみたい性分。
これまで何度か、しめ飾りを作ったことがあります。難しいのは、縄ない(縄をあむこと)。

通常の縄は右縄なのですが、しめ飾りや神事の縄は、左縄を使います。家造りで最初に行う地鎮祭の時もそう
で、この左縄ないが慣れないと難しく、なので毎度父が担当していたのですが、近ごろはオットもなかなか上手にやるようで、それが少し悔しい気も。。。(笑)

松の内も一般的には本日まで。
左縄で地鎮祭を行った物件は、来週棟上げを行います。

日々過ぎるのはあっという間。
節目節目を大切にしながら、「申騒ぐ年」をいい意味で自分のモノにしていきたいです。

 

 

 





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