参加することには資格がいる / 8ninriki.jp
Review


2016.02.2
ito20160201
参加することには資格がいる


writer
伊藤 憲吾

これは、昨年開催されたプロポーザルで応募した時の模型写真です。先に言うと、落選しました。。落選案を公開することは何とも言えない気恥しさがあります。とはいえ、面白い案だったと自負はしている。いやしかし、落選した事に変わりは無いわけで肯定したところで、、、こんな、グダグダしたところから今回は書き始めてみます。

 

こんばんは、伊藤憲吾@大分県です。(投稿時 深夜12時過ぎ)

 

CLT03

 

このプロポーザルは大変意義のある取り組みでした。大分県木造材会館という建物の設計者を決めるためのものでした。

応募するにあたっては研修に参加する必要がありました。大規模木造となるため、最新の木造知識、法的な事、防耐火の事、木造建築の歴史、あらゆることを学んでからの応募でした。落選はしたけれど、たくさんのものを得ました。公開プレゼンもあり、選定された案も理解する事ができました。もちろん選定された方に異論はなく、完成を楽しみにしています。(完成するまで、完成しても得ていこうと思います。転んでもただでは起きたくないモノです。)

 

何よりも応募資格のハードルが低かったです。前述の研修に参加した県内設計者であれば応募できました。それで私たちも応募出来たんです。

 

CLT02

 

プロポーザルというのは、取り組み体制(会社規模、チーム構成など)や経験値(近い実例、規模など)を複合的に見られるものです。多くのプロポーザルはそういった諸条件が整わなければ応募することすらできません。建設行為に際しリスクを減らすためです。

 

しかし、例えば美術館の設計に「0000㎡以上の美術館の経験がある者」としてしまうと、応募できる人は限られてきます。これからいわゆるハコモノ建築の発注は無くなっていく中で、経験値を重んじられた場合、必然的な建築設計者としての歩き方が見えてきます。まずは大きな企業に勤める事、そこで経験する事、そして経験値を活かし将来の活動の幅を広げる事、といった道を想像しそうです。それも人の戦い方であり、良し悪しなんて言えませんが、時代の傾向を考えれば、確実に希少性のある人種になっていくと思われますし、博打としてはハイリスクで進む人も少なそうです。

次世代はどこで育つのか?悩ましい問題が出てきそうです。

 

今できる一つの解決策として「経験の共有」をしていきたいと思っています。

 

CLT07

 

このプロポーザルも何名かの設計者でチームを組みました。負けはしましたが、皆、応募した経験が重ねる事ができました。ディスカッションも良い経験でした。

一人で知識の独占をすることが、人材育成を妨げるような気もしています。じゃあ事務所規模を大きくすれば?それはこれからの縮小傾向時代にリスクが高くなります。今は、オープンな姿勢でネットワークを広げながら取り組み、次へと繋げていけないものか?そんなことを思っています。

 

いま、取り組んでいる小さな公共建築は、友人の建築家と行う事にしました。今出そうとしている公共建築のコンペも別の友人建築家と組む事にしました。そうすることで、経験が共有されます。もし、何かのプロポーザルに参加する時には経験値として役立つことと思います。(そうすることで実は営業力も広がるのですが、話がずれるので割愛)

 

誰かが言っていました

「奪いあえば足りない。分け合えば余る。」

新築は減っていますが、知識なんて減るもんじゃないですし、経験値は共有することで増やせるもんだと思います。

 

・・・ちょいちょい模型の写真を挟んでいるのは、、、、未練です。

そんなに人間が出来てません。やっぱ悔しいなー。。次、頑張ります!

 

ではまた。

 





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