バワ建築に会いに行く@スリランカ class 新田編 / 8ninriki.jp
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2016.09.23
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バワ建築に会いに行く@スリランカ class 新田編


writer
新田崇博

建築家ってきっと、小難しいイメージではないですか?

実は本当に小難しいのです(笑)

 

せっかく旅行に行っても何やら、小難しく建物を舐め回す様に見る。

訳のわからない端っことか、窓とか、部屋の隅とか、あーだこーだ言いながら写真を撮ったりスケッチしたり、挙げ句の果てにメジャーで天井高さとか測り出したり・・・

 

もっとほらあるでしょ、楽しい事あるでしょ。旅行なんですよ〜

 

でもね、建築家って建築がすっごく好きで、もう小難しく建物を舐め回す様に見るのが楽しくてたまらない人種なのです。

だから、小難しくバカンスしている訳ですね。

 

そんな建築バカの建築家がどんな視点で建築を見ているかって気になりませんか?

建築バカでなくてもきっとそれがわかるとちょっとだけ建築が楽しくなると思いませんか?

 

そんな訳で突然ですが、先週スリランカに行ってまいりました!

ジェフリー・バワ(以下バワ)建築に会いに行ってまいりました!

その視点を少しだけお裾分けできれば、建築がちょっとだけでも楽しくなるかもと妄想しながら、久しぶりの記事を前書き眺めで書いております。

 

bawakao

なかなか凛々しい顔をしていますね。

バワというと、日本ではまだあまり知られていません。

それもそのはず、スリランカは2009年まで内戦があっていて、馴染みがないのも無理がありません。

そんなバワを一言でいうとトロピカル建築の第一人者で、あのアマンリゾートに大きな影響を与えたと言われる熱帯建築の神様でございます。

そしてトップの写真の様なプールの端が海面に溶け込む「インフィニティーエッジ・プール」を考案なされた方なのでございます。

詳しい事はwikiさんにお任せするとして・・・

 

スリランカ

https://ja.wikipedia.org/wiki/スリランカ

ジェフリー・バワ

https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェフリー・バワ

 

 

まずはコロンボにあるジェフリー・バワの自宅「Number 11 / ナンバーイレブン」を訪れました。

ナンバー11は、コロンボの高級住宅街33番街の落ち着いたエリアにあります。

さて入ってみましょう。

 

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スリランカの強い日差しから、一瞬の暗闇、奥の光へ導かれる様に進んでいきます。

 

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光!

 

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光!根!

 

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どんどん光に導かれていきます。

 

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水のゆらぎ、そして建築バカは既にはるか異次元にトリップしております。

なんと、気持ちの良い住宅でしょうか。

 

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ここは外なのか、室内なのか、異次元なのか・・・もういきなりバワの凄さに打ちのめされて肩を落としてしまっています。

 

 

さて次はゴールの北西のはずれ、ビーチフロントに位置するリゾートホテル、ジェットウィング ライトハウスへ。
バワ晩年の名作でございます。

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やはり海辺の市場や町の喧騒から一瞬の暗闇です。

 

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光が差す暗闇に入っていきます。

 

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何やら意味深なオブジェの手摺と、トップライトの光に導かれぐるりぐるりと階段を上がります。

この時点で既に方向感覚を失い、異世界へ。

 

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あ〜救いの光が!

 

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目の前には圧倒的な水平線。
規則的に並んだ列柱と梁が大パノラマ強調します。

 

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ザッパ〜ン!

圧倒的な水平線と岩に当たる波の音、そこに象徴的に存在する2脚の椅子とテーブル・・・

もう圧倒的な自然の前に佇むしかありません。

 

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そして、座ってみるしかありません。もう私心ここにあらず、精神は解き放たれていずこへ〜

 

さて、凄すぎて2物件を紹介するのがやっとでございます。

そして、今回スリランカをまわり、バワ建築のストーリーに共通している事。

それは闇の向こうに光がある事です。

実は名建築には光があるのです。それは希望と言っても良いでしょう。

バワに限らず、世界中の名建築には光が隠されているはずです。

 

bawa

バワありがと(ぺこり)

 

本当ところこんな素敵な体験は私一人では導き出せなくて、実は旅の中で建築の諸先輩から教わって感じる事ができた体験なのです。

だから、諸先輩から教わった感覚を体験したくて建物を舐め回す様にあれやこれや小難しく見て、その感覚の理由を理解しようと探す訳なのです。

 

理由探しはともかく感じている事って決して小難しくないですよね!?

あなたが次に名建築を体験するとき、闇と光を探してみませんか?

そんな視点で建築を感じてみると、ちょっとだけ建築が楽しく感動的な物になるかもしれません。

 

 

 





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