千葉正樹 / 唐桑侍 / 8ninriki.jp
Reserch


2016.12.8
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千葉正樹 / 唐桑侍


writer
小林 哲治

今回は、会いに行った話ではなく、東北から会いに来てくださったお話です。

 

 

5年ぶりに再会した千葉さんは、相変わらずハイテンション!元気いっぱい!!
私たちはホテルのロビーで熱い握手を交わした。

 

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彼は、気仙沼市の唐桑半島でプロのツアーガイドをしている千葉正樹さん。
千葉さんとの出会いは、2011年12月に行われた復興支援のワークショップだった。

 

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それは、インクルーシブデザイン(これまでの製品・サービスから排除されていた人々を、企画・開発の初期段階から巻き込んで、一緒に考えていくデザインの方法)の視点から、気仙沼の観光と産業に新しい企画を提案するというもの。
私はラッキーなことに地元人千葉さんと同じ班で、リアルな情報をベースに企画を掘り下げることができた。だが、3日間に渡りブレストした結果、私達の班は気仙沼の美味しいウニや美しい風景は置いといて、目の前にいるこの面白い人を観光の目玉にしようと「唐桑侍(カラクワザムライ)」を提案。

 

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唐桑半島に住む侍チバが日本全国を行脚して、気仙沼の海の幸、里の幸、唐桑御殿(遠洋マグロ漁の最盛期建てられた入母屋造りの民家)などを喧伝し、唐桑侍へ会いに唐桑半島へ来てもらおうという、新機軸な企画。

最優秀案には選ばれなかったものの、班メンバーで唐桑侍の寸劇プレゼンしたのはいい思い出で、千葉さんとはその後もSNSを通じて近況を報告しあっていた。

 

 

あのワークショップが終わってから、唐桑へ戻った千葉さんの行動は早かった。
なんと、海産物販売の仕事から唐桑へ人を呼ぶ活動へと転身する。

 

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まずはシーカヤックを購入して、クルージングコースを開拓。

 

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そして田舎体験をサポートする『Lagoon Guide Tours』を立ち上げて、クルージングガイドの他に半島の岩場をトレッキングガイドしたり、

 

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ALTの先生達を巻き込んでみたりと、唐桑へ来た人達が楽しそうにしている様子がSNS越しに伝わってきた。
活動の合間には、研修で全国を飛び回っているようだし、その活躍はまさしく唐桑侍だ。

 

 

だから今回の再会で、実際はどんな感じなのか話が聞きけるのを楽しみにしていた。

串焼き屋で一杯やりながら、千葉さんは言った。

 

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「小林さん、観光ってとどのつまりは「人」なのかもしれないね。実際にやってみて思ったけれど、その人に会いにくるリピーターってありだ。あのワークショップでやった唐桑侍のねらい、はずれてなかったよ。」

 

その言葉は、ズシンと心にひびいた。

田舎での新しい挑戦は、理解者を得難い。
それを承知で千葉さんは、ワークショップや研修で学んだことを実践し、この答えに行き着いたのだ。敵をつくりながらも前に進む勇気、それは私が一番欲しい力。そして物事には、やっぱり魅力的な「人」が大切だということ。

それでも今では協力者が増えてきて、なかでも唐桑御殿をコンバージョンした民宿『つなかん』について楽しそうに話してくれた(ここの女将さんも面白い人らしい)。新しい仲間達と新しい企画とかも考えているらしく、今後の展開も目が離せない。

 

 

出張の合間の短い時間であったが、5年前のワークショップが結実していることを知れた実りある再会だった。熱い人と触れ合うとパワーがもらえる。加えて気仙沼のお土産までもらってしまって、私は素直に元気になった。

もうちょっとがんばろう。

 

 

 

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そのお土産とは、私好みな特別純米酒と牛タンジャーキー。
これを野乃窯さんのお皿とカオリマスでいただきました。
千葉さんとっても美味しかったです!ありがとうございました。

次に再会できる日を楽しみにしています。

 

 

Lagoon Guide Tours(ラグーンガイドツアーズ)

住所:宮城県 気仙沼市唐桑町小長根
電話:0226-32-2406
http://kansho.jimdo.com/
https://www.facebook.com/LagoonGuideTours/

 

(唐桑とワークショップの写真:千葉正樹)

 





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