狭小空間に思う。 / 8ninriki.jp
Reserch


2017.01.28
170128
狭小空間に思う。


writer
中村文典

今回は、超個人的な意見・感想を含む日記的な内容になります。

関係各所に角が立つかもしれませんが、そこはアレで。

 

子供の頃、狭い場所というのはとても魅力的でした。

隠れ場所としての安心感、何だか分からない背徳感、裏山に秘密基地を作った少年時代、40を過ぎても当時のワクワクした気持ちを思い出します。

ドラえもんの寝床にも憧れたし、ハリーポッターの階段下の部屋なんて最早喜びでしかない。誰も見てなかったら、今でも押入れの中で布団にハマりたいですし。

体内回帰願望と言われればそれまでなんですが、この日記では「狭小空間愛好家」と名乗らせていただきます。

 

さて、空間を構成する要素は大きく2つ、広さと高さです。

特に天井の高さは、個人の感覚が大きく関わると思っています。

もちろん育った環境や身長も影響します。

関係ないですが、身長1cmを10万で買えるのなら100万出します。いや、150万まで出します。10年ローンで。

高い天井もそれはそれで良いと思いますが、個人的には低い天井の方が好きです。

部屋の広さや開口(窓)の状況もありますが、2.1m程度の天井が心地よいのです。

和室だったら1.9mでもいけます。ただ、建築基準法という還暦を超えた法律では、居室は2.1mと決められています。

(居室とは、居住、執務、作業、集会、娯楽その他これらに類する目的のために継続的に使用する室をいいます。)

 

設計者アルアルで言わせて頂くと、もう消してもよい条文ではなかろうか。。。

 

常識としてあり得ない高さの部屋をつくれば、クレームになるし、理解してくれる施主がいればそれでええやん。(40代 設計事務所経営 男性)
ローカルな関係者の意見ですが。

 

因みに、住宅設計時のリクエストでよく言われるのがロフトです。

子供部屋の一部としても多いですが、ご主人の趣味スペースとしての話となれば、男として、同士として「ハイ」か「YES」の返事しかありません。

・・・アナタモソウデスカ。・・・ソウデス。と頭の中に直接話しかけるのです。

大人の空間、一人になれる場所、誰にも邪魔されずネットする場所、男にはなくてはならない時間です。

狭小空間には浪漫が詰まっているのです。

日本の土地事情、経済事情から考えるBEST of 旦那的空間ではないでしょうか。

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ところで、サイズ的にロフトに似ているものの少し違う「小屋裏収納」というワードで最近気になった出来事がありました。

とある行政の小屋裏の収納についての扱いが、ちょっと詳しく記載されたのです。

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その内容を簡単に説明すると、

「そもそも物置やけん、テレビジャックやらコンセントば要らんめぇ?は?エアコン付ける?なん言いよっとや?それ用の穴開けるとか許さんばい。照明やら換気扇はよかばってん。」

と言うこと。

 

言いたいことは分かる。

分かるけどさ、

 

「そんなんどう使おうとオイの勝手やん。」(福岡市 40代 男性)

 

 

と言いつつ、仕事はコンプライアンスを掲げる次第であります。





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