【ミラノへの道】波佐見焼編① 新たな挑戦 / 8ninriki.jp
Project


2017.03.1
[02-28]【ハチニンリキweb】WL①
【ミラノへの道】波佐見焼編① 新たな挑戦


writer
片岡 佳苗

みなさま、こんにちは。

4月に入ると、今年もミラノ・サローネの季節がやってきます。

昨年に続いて、メイン会場周辺の  SuperStudio  に  bud brand  から出展させて頂くことになりました。

いつも暖かいご声援をくださりありがとうございます!今年も八人力から複数のメンバーが出展する予定です。

あばれっぷりを楽しみにご覧くださいね。

 

昨年ミラノに  カオリマス  を送り出した私達が、今年チームを組ませて頂くことになったのはこの方々。

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右から、長崎県の波佐見町の  株式会社 松下建設  の松下和徳さん、松下宗司さん、そして、川棚町の  有限会社 菊祥陶器  の木下博昭さん。大きくて、暖かくて、熱い皆様なんです。

 

と、いうことは・・・陶器? そして、波佐見焼?

 

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house dbc  4年点検ランチでテーブルに並んだ施主様の波佐見焼とお料理

 

そうなんです!波佐見焼(はさみやき) と言えば、 マルヒロ  や  白山陶器  をはじめとする  長崎県東彼杵郡波佐見町  周辺で生産されている陶磁器です。ご存知のように、どんな暮らしにも馴染みやすい、シンプルで豊富なデザインと使いやすさが魅力。現在、九州で一番注目されていると言っても良いくらいの元気がある焼き物ではないでしょうか。

波佐見町では、毎年 4/29~5/5 に波佐見焼陶器まつりが開催されています。たくさんの波佐見焼が並ぶこのお祭りに、是非!足を運ばれてみてください。

 

早速、菊祥陶器の木下さんにヒアリングさせて頂き、工場内の展示ギャラリーにずらりと並んだ波佐見焼とたくさんの工程を経て波佐見焼ができあがっていく様子を見学させて頂きました。

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工場の中には、あちらこちらで出番を待つ製作途中の急須やカップが板の上にきちんと並んで乾かされていて、そのすぐ傍で菊祥陶器の皆様が作業をしていらっしゃいます。おじゃまさせて頂いたのは昨年12月、年の瀬も迫った寒い一日でしたが、黙々と手を動かしていらっしゃいました。

 

そして、ギャラリーの棚のずらりと並んだ陶器の中からあるものを発見。端っこの方で、他のものとは違う空気を静かに発しているものがありました。
手に取ってどういうものなのか伺うと、木下さんが時間をかけて製作を重ねられたものの一部だというお話。割れているものやひびが入っているものも並んでいました。

これまで見たことがないようなその陶器の魅力の虜になり、是非これを世界に送り出しましょう!と意見は全員一致。
その中からいくつかお預かりして福岡に戻りました。

 

早速、人の力設計室ハダシデパレード  のOB陣いつものメンバーが集まって作戦会議です。

そして、やっぱり(笑)  お酒を呑む  ところから今回もスタートしました。

 

行くよ!せ~のっ!

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かんぱ~い。

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桧のカオリマスとスパークリングワイン。組み合わせばっちりです。

香りと味がうつりこんで美味しい~。桧カオリマス、最高~。

 

陶磁器をデザインするところからご一緒させて頂ける機会なんて、二度とないかもしれない!と大喜び。

はみ出るようにアイディアを思いっきり膨らませて、3つの案に絞ります。

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絞り込んだ3つの案を携えて、松下建設さんのオフィスで第1回目のプレゼンをさせて頂きました。

その中から木下さんがひとつの案を選んでくださり、それを持ち帰って急いで更にブラッシュアップします。

ミラノ・サローネが開催されるのは4月上旬。

型を製作して生地成形したあとは脱型。乾燥させて窯で焼いて、冷やして仕上げて、今度は展示のモックアップ。
各工程を確認すると、時間の余裕はほとんどありません。製作はぶっつけ本番でやり直しの時間も確保できないようなハードスケジュールです。

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この案は3つの案の中でも難易度が高く、出来上がりの成功率も低いことが予想できるものだったのですが、これを作ってみたいと木下さんが果敢に挑んで選んでくださったのでした。木下さんのモチベーションの高さに、いつも私達は助けられています。熱くて、熱くて、熱いのです。またじっくりご紹介させて頂きますね。

 

製作工程に、少しでも余裕を持ってもらえるようにしたい。急ごう。
寸法の微調整を何度も重ね、スタディ模型でエスキスする内に夜が明けていました。

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そしてそのまま朝を迎え、出来立ての模型を持って菊祥陶器さんで第2回目のプレゼンを行い、細部を決定して型の製作工程に入ることになりました。
いよいよ形が見え始めます。この日から、緊張の種類と度合が変化して行きました。

 

ところでどんなものを作ることになったのか、気になりますよね。

私達が木下さんにお持ちしたのは、こんな模型でした。

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大きさが違う、丸っこくて、ひらべったいもの。

2017年も、たくさんの人の力を集めてミラノに波佐見焼を送り出します!

 

今回はこの辺で。次回もどうぞお楽しみに。





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