【ミラノへの道】鹿児島編②旅する角材の誕生 / 8ninriki.jp
Project


2019.04.6
【旅角2】03
【ミラノへの道】鹿児島編②旅する角材の誕生


writer
片岡 佳苗

こんにちわ。第1回目を読んでくださった皆様、初めてご覧くださっている皆様、ありがとうございます。
新年度始まってもうすぐ1週間。TIMBER DESIGN の上野さんと入木さんは無事にミラノ入りしたご様子です。bud brand から出展される他の皆様と一緒に Superstudio で開催初日に向けて着々と準備が進んでいるはず。

上野さーん、入木さーん。ミラノ盛り上がってますかー?私達は日本で、鹿児島の旅の続きをお届けしていきますね。

 

TIMBER DESIGN さんの工房で ハダシ・デ・パレード の皆とキャンプして迎えた朝、まずは朝ご飯を作って腹ごしらえ。もちろん朝から打合せです。ここを出発する時間ぎりぎりまで手と身体を動かします。

【旅角2】01

昨夜、実際に使ってみた感想と気付いた点など皆で振り返ります。次に、改めてやりたいこと、作ってみたいものを発表しました。それを集めてみると、上野さんと入木さんが作られたたくさんのスタディの中の1つの案をもっと掘り下げて行きたいという方向性が見えてきたのです。

 

それは家具のような道具のような、何とも言いにくいヘンなもの。・・・。

でもこんなもの見たことない。ヘンだけどおもしろそう。

 

全員で話し合った後、スタディを作ります。お二人に続いてハダパレの皆も手と身体を動かします。

【旅角2】02

【旅角2】03

こんな風に動くとおもしろそう。でも、どうやったらそんな風になる?この方法じゃ難しいだろうか?やってみよう。

 

実現するために何度も考えて試します。すぐに解決できないようなことにこそ何かが隠れているはず。上野さんと入木さんがいてくださるから大丈夫。改良して修正して進んで行ける。今まで見たことのないヘンでおもしろいものを作るために考え続けました。

 

【旅角2】04

おおおおー!やった、動いた!

木材から何か出てきていて。一体何? その家具のような道具のような、なんとも言いにくいヘンなもの。

 

 

bud brand の今回のテーマは、「『旅』を100倍楽しませるデザイン」です。

新婚旅行。家族旅行。卒業旅行。研修旅行。一人旅。

ずっと行きたいと思っていた国。引越して行った友達が暮らしている町。近くの川っぺり。うちの庭。

旅のスケールと種類は様々で、人生はその連続でできているようなもの。旅をする時、なくても困ることはないけれど、一緒に旅をすると気分を上げてくれる相棒のようなものがあるとおもしろいかも。縮こまりそうな自分を何処かに連れ出してくれるものを作りたい。

そんな想いを日本の木造住宅でなじみの深い角材と寸法に詰め込んで、愛しくなるようなものを作ろう。

【旅角2】05

△次回お伝えする予定のワンシーン。最終回もどうぞお楽しみに。

【旅角2】06

そして、それを廃材になる可能性の高い端材で作ることができないだろうか。現場で役目を終えようとしている角材が新たな道を歩き始め、私達と一緒に旅をしてくれないだろうか。

 

そこで私達は 株式会社 Life+Home の藏屋社長と仮屋薗さんにご相談することにしました。この辺りからぐっと最終形に向けて進んでいったように思います。

 

上野さんと入木さんが改良するために何度も作成してくださったスタディは数知れず、おこなった鹿児島での打合せもこれまでにない回数を重ねていました。打合せの様子を少しだけお届けしてみますね。

【旅角2】13

仮屋薗さんをお招きして、私達の企みを初めてプレゼンした日。寒さを心配して公園でのケースワークを躊躇っていると「行きましょう!」と気持ち良くお引き受けくださいました。

【旅角2】08

ハダパレのメンバーと繋いで打合せ。ハダパレの皆は、この家具のような道具のようなヘンなものと一緒に好きなところに旅に出かけて使い心地をレポートしてくれました。この日、まだ日が昇らない時間に釣りに行ったことを話してくれています。

【旅角2】23

上野さんの入浴シーン。工房からお出かけになる時にエアーで全身ぶわわっとされるんです。なんだかおもしろくて気持ち良さそうで。やってみたい。

【旅角2】09

藏屋社長と仮屋薗さんをお招きして仕上工程をご報告。上野さんの足元にあるのは試作品とスタディの一部です。まだたくさんありますと段ボールを抱えて見せてくださいました。

【旅角2】11

 

【旅角2】10

 

【旅角2】12

スケール、重さ、感触を確かめるために背負ってみます。実は全部寸法が違うんです。寸法についての検討はぎりぎりまで繰返されました。

【旅角2】14

打合前にインドのお菓子を食べる妙な顔々。カレーを食べたくなる味でした。

 

上野さんと入木さんの工房には、時々ご近所さんやご友人の方が遊びにいらっしゃるそうで、近くの漁師さんが釣ってこられた魚をおすそ分けして頂いたり、お向かいさんの鈴なりの八朔を頂いたり。(どっちもオイシカッター!) 新鮮でそのものの味がしっかりしている鹿児島の幸を度々堪能させて頂きました。入木さん特性の焼き芋もびっくりするほど美味しかったなぁ。

 

そして先ほどから、写真の中に出ていたもの。これが今回の私達の旅の相棒です。

愛称は「旅角」。「旅する角材」です。

【旅角2】15

 

家具のような道具のようなヘンなもの。控えめに写ってるけど見えるかな。

おっと、また長くなってきましたね。では今日もこの辺で。

次回は最終回。すぐにお届けしますので、どうぞお楽しみに。

 





bud brand
bud brand
Review
2018.04.16

大変ご無沙汰しております! ろく設計室の平田です。 満開だった桜も散り一日一日暖かくなる日々ですが、いかがお過 […]

2018.03.12

新しい感じも良いけどアンティークというか、つかい古した感じ、新しくない雰囲気にしたい時があります。 塗装で汚れ […]

Research
2017.10.16

みなさま、こんにちは。 10月。秋の雨が冷たい空気を運んできた週明け。いかがお過ごしですか。 少し前のお話、ま […]

2017.08.22

今年も八人力の選抜メンバーで参加したbud brandは、ミラノデザインウィークに出展いたしました。おかげさま […]

Project
2019.04.9

こんにちわ。最終回を楽しみにしてくださった皆様、ありがとうございます。旅角は bud brand の皆様と T […]

2019.04.6

こんにちわ。第1回目を読んでくださった皆様、初めてご覧くださっている皆様、ありがとうございます。 新年度始まっ […]