デザイニング展2011『小さなマチのつくり方』 / 8ninriki.jp
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2015.03.26
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デザイニング展2011『小さなマチのつくり方』

デザイニング展2011『小さなマチのつくり方』

 

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デザイニング展は、福岡市内にサテライト会場を点在させ、参加者が街を回遊するデザインイベントだ。2005年から10年間、福岡のデザインシーンをリードしてきた。
実はこれに八人力も2011年に参加している。この年のテーマは「デザインがまちを変える」、そこで私達は住宅街の「スキマ」から街並みについて考える『小さなマチのつくり方』を出店した。

住宅敷地は販売効率を求めるがあまり、全国的にコンパクト化が進んでいる。その結果、家と家、家と街とのつながり方は変容し、従来の街並みのような余韻のあるスキマが失われつつある。このスキマについて再考すべく、住宅間の敷地境界のあり方を模索した。
昔は垣根がめぐり、お互いの視線を適度にさえぎってくれた敷地境界だったが、最近は安価なフェンスが立てられ、エアコン室外機や物置が無造作に置かれる傾向にある。このままでは敷地境界は単なるスキマでしかないが、境界フェンスを取り除きお互いの土地をシェアすることで、新しい使われ方が発生するのではないだろうか。 なぜならば共有することで広がった幅2mの敷地境界には多種多様な工夫が考えられる。例えばお隣さんとのコミュニケーションに利用したり、緑化して街並みを豊かすることも可能だ。

そこで福岡市東区三苫に実在する敷地を3分割し、小さなマチとして具体化された『三苫三軒』を設計した。会場には、当時のメンバーより作成された4案の図面と模型が展示され、来場者はこの中から自分の住みたいマチを選び、模型に自分の人型を投票し、住んでもらうという参加型イベントとした。 人は自分が住むとなると勝手が違うようで、来場者は時間をかけて図面を読み、模型を手に取りながら考えていた。おかげで最終日には、模型に人型が思い思いのところに置かれ、にぎやかな街並みとなっていた。
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このイベントは、皆が普段は気にもとめない敷地境界について考える、きっかけになったのではないだろうか。
住む人一人一人の意識が変われば、街並みの可能性は面白い方へと広がっていく。





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